健康でもがんは増える
人生でがんにかかる人の割合はどんどん増えてきています。治療技術が進歩してきているので、昔なら助からないといわれていたガンも、いまだは早期治療をすることで、命を繋ぎとめることができるようになってきました。
日本人の死亡原因の第一位ががんであることは良く知られていることだと思います。がんは、もともとはその人の細胞が変化する病気です。健康体の人でも、常に細胞はがん化しているのですが、免疫が正常に作用していれば、増え続けるようなことはありません。
人間の免疫力では、一日に10000個以下のがん細胞なら処理することができるようです。しかし、それ以上にがん細胞が増え続けてくると、ガン化した細胞がどんどん増えてしまい、症状が発症してくるというわけです。
医学の進歩でがんは遺伝子の病気だということがわかりました。人間なら誰しもがんの遺伝子を持っているのです。このような不必要な遺伝子をなぜ人間が持っているのかと言うと、わざと不良品の細胞を作ることで、きちんと処理することができるのかと言うテストをするために存在するのではないかと言われています。
また、ガンを退治する遺伝子も同時に私たちの体の中には存在しています。これらのバランスが取れた上で、免疫力が正常に作用すればがんになることはありません。
がんが増え続けている原因の一つと考えられているのが、食生活の変化です。ビタミンやミネラルや酵素と言った体に必要な栄養素をとりにくい食生活となってしまっているからです。昔の人間の体と比べると、免疫力がかなり落ちてきていることもわかっています。
さらに、不必要な物質が体内に取り入れられるようになっていることで、マイナスの要素も増えています。添加物、保存料、着色料などは体には良くないことが知られていますが、これらを避けての食事文化を営むことはもはや難しいといえるでしょう。